Translate

2017年3月24日金曜日

なんで仕事はなくならない?

さて、今回はちょっとした考えです。

いきなり何なの?ってもんですが
常日頃のこんな考えをメモっておくのも備忘録かと…。
何年後かに、見直す機会があったときに
改めてどう思うのでしょうか?


○未来の仕事ってどんなかんじ?

社会に出て、お仕事をするようになってだいぶ経ちます。
いわゆるITバブル的な時期で、ITを駆使して便利になっていこう!
みたいな時代でした。

もともとそういうことが嫌いでなかったので
一応意思を持ってこの業界に来たわけですが
最初のお仕事は夜勤でオペレーションでした。

それはそれで面白かったのですが、なんと無駄の多いこと!
手作業の多さに新人ながらビックリしてました。

このご時世こんなことは長く続かないよー
なんて思っていましたが、これまた意外と今も同じ作業は連綿と受け継がれているようです。

こんなことを言うのもなんですが
想像していた未来の仕事は、仕事がないのが仕事だと思ってました。

手作業なんかしないでも、プログラムを作れば自動でやってくれますし
メールも勝手に出してくれます。
たまに何かしらありますが、作業の可能性を丁寧に潰していけば
いずれ仕事はゼロに近くなる…ハズでした。




○仕事が増える要素とは?

前述の通り、細かい改善でも積み重ねていけば
仕事はなくせる!ハズです。
…が、どの会社でも仕事がなくならない理由はなんなのでしょうか?


まず第一に技術の進歩とサービスの多様化によるところが大きいと思われます。

これについては、最新の技術を導入するにあたり
検討や分析やテストや導入など様々な時間がかかります。
それを含めた上で、最新技術を投入しないとどうなる?と言われるとアレですが
得てして新しいものは魅力的に目に映ります。

ところが思ってたほど便利にならなかったり
やり方が変わったことで余計に時間が取られることがザラにあります。
これについては、各自の新しい事を吸収するスキルや
技術の使用方法に問題があると言わざるを得ません。
新しいツール、新しいソフトウェア、新しいサーバ、新しいサービスにありがちなことですが
使いもしない機能がてんこ盛りな場合が多々あります。
これらを無理に使おうとするところから、余計な手間が生まれて
いまいち使いこなせないことから、継続的なトラブルが発生する場合が多いです。

意外と必要なものを絞り切れずにウロウロしてしまうのは
導入をする際に、現場の意見が反映されないことが最大の原因なのかもしれませんね。




第2に需要の多様化によるところも影響しているかと思われます。

最近の世の中はオンリーワンな世の中なので
他人より珍しいもの、他人より良いモノの価値が高いです。
まぁ最近でなくてもこの傾向はあると思いますが、最近は特にいろいろあると思います。

自分の好みに合うものを探したり、好みでないものは排斥したりと
商品を作る方たちとしては、大ヒット商品を作成しづらい時代かと思います。
しかしまぁ一部を除いて、新しいものをどんどん作っていかなくてはならないので
いろいろ設計する⇒検討する⇒作る⇒売るのプロセスが仕事を増やしています。
かつ、いままでの仕事がなくなるわけではないので負担が増えていく訳ですね・・・。

自分達のようなITをやる人間も同様ですが、需要が独特すぎて経験が活かせない場合が多いです。
そうなると一から勉強しなおしの場合も多々ありますので
ここがまた大きな工数となる場合が多いです。
前述の新しい技術なんかを勉強するのは、そこまで嫌いではないのですが
かなり尖った案件の勉強をしているときは、これって後々何の役に立つんだろう?
って思っちゃったりするときもあります。

この業界で言えば、”日本は度を超えたオーダーメイド”を要求される場合が多いと聞きます。
海外はというと、”開発されたソフトウェア側に業務を合わせる”ことが多いらしいので
新技術導入の際や、引継ぎなんかもテンプレート的に行えるそうです。
グローバル化ってそういうことですよね。って思いながら、オーダーメイドの業務に励んでる方も多そうです。




第3の、おそらく最大の原因が人に因るところかと思います。


これはまぁ、いってしまえば運みたいなものなのでしょうが
仕事が出来ない人が近くにいると、仕事は増えます。

逆に、仕事が出来てヤル気がありすぎる人が近くにいても
仕事はガンガン増えます。

これが一番厄介ですが、やっても意味のないようなことを
いちいち言ってくる人が近くにいると、これが一番仕事が増えます。


よっぽど偉い人でないかぎり、誰かに何か言われたらリアクションをするのが大人なので
何か言われた時点で仕事が増えるのが悲しいところです。

ところが、よくあるのが”よっぽど偉い人”に限っていろいろ言いたがることでしょう。
アレ確認しといてーとかココは何でこうなったのーとか
意外と事細かに気にしてくれる方がいらっしゃいますが、仕事増えます。


この辺は一概には言えないところですが、”目標に向かって仕事をする”のは正しいことですが
”達成できない目標に向かって仕事をする”のは間違っていると思います。

また、”達成できない目標”を設定する方はたいていいろいろ言いたがる方なので
さらに”目標の達成”から人を遠ざけます。

そりゃ会社の業績なんかは右肩上がりがベストですが
この不景気に右肩上がりの目標を何の根拠もなく出す人はなかなかのモノだと思います。

原因をつかんで、対策をしてから目標を設定するならともかく
とにかく増収だ!みたいな最近の流れはなんとも言えない雰囲気ですよね・・・。



○仕事を減らすには

そんなこんなな環境がある限り、仕事は減ったりしません。
自分のことで手いっぱいになって、目標も達成できずイライラしがちになってきます。

人によって方法は様々かと思いますが、最終的に仕事を増やすのも減らすのも人間が大事!
ということになると考えます。

自分のスキルを上げる、後輩のスキルを上げる、無駄なものは切り捨てる
意外とこんなことが出来ていない、出来ないから後戻りできないところまで来るのかなーと思います。


また、仕事を減らすのに大事なのは不要なものを切り捨てることかと。。。
いつまでも売り上げあがらない仕事してても仕方ないですし
必要のないサポートをしていてもこれまた仕方ないので
同じ時間をつかうなら、仕事を減らすために時間をつかったほうが後々のためになります。
これについては自分のような下っ端がなんともいえるような立場でもないのでアレですが
こういう理由でこういう効果があるからいらないよ!ってくらいは言えるようにしています。


根本的には、無茶な目標を立てるヤツがいなくなれば・・・・ってのが下っ端の考えですが
上の方も苦労はされているのでしょう。。。
ただし理由もなく目標だけを守らせるのと、理由を説明したうえで目標を守らせるのとでは
だいぶ意味が違うことなので、できるだけ意味を理解させる努力は惜しんではいけないと思います。



○最後に

なんかよくわからなくなりましたが、ここに書いた以外にもいろいろあるのだと思います。
そこも含めて、最終的には”みんなが無理せず出来ることをやる”ことに徹底すれば
仕事はどんどん良くなっていくものじゃないかと思ってます。
また、そのために必要な労力は無理をしない程度に惜しみませんし
それこそ技術で解決できることであれば、その技術を使用するでしょう。


仕事が多すぎて病んでしまう方も多い昨今ですが
どうせダメになるならあえて無理せずに動くのも、必要なことなんじゃないかなーと思う今日この頃でした。


まぁ甘っちょろい考え方ですけどね・・・。








0 件のコメント:

コメントを投稿